Alice in Chains(アリス・イン・チェインズ)
 1987年に、アメリカのワシントン州シアトルでギタリストのジェリー・カントレルとボーカリストのレイン・ステイリーを中心に結成されたグランジバンド。グランジ・ムーブメントの代表格で、オルタナティヴ・メタルの礎を築いたバンドである。2002年にステイリーの死により解散するが、2005年に再結成を果たし、翌年新ボーカリストとしてウィリアム・デュヴァールを迎えた。
Facelift (1990)
Facelift  Alice in Chainsの1stアルバム。
 グランジ・ムーブメントに乗りつつも、スロー・テンポ、メタリックでロジックの斜め上をいくリフ等独創性の高いヘヴィ・メタルサウンドを聴かせる。
 麻薬的なステイリーの歌声と楽器隊のグルーヴが交わると、もはやそこは天国。ビルボード200チャート最高位42位。

 ジャンル:グランジ、ヘヴィ・メタル
95
 
Dirt (1992)
Dirt  Alice in Chainsの2ndアルバム。
 前作同様グランジでありながら、ヘヴィ・メタルの色が強い作風。そのためか、NirvanaやPearl Jam、The Smashing Pumpkins等と比べるとすこぶる日本での知名度と評価が低い。
 グランジ、メタルな楽曲が並ぶ中、Down in a HoleやRoosterのようなブルージーで静かな曲もある。Alice in Chainsの最高傑作とされており、評価も相当高い名盤。ビルボード200チャート最高位6位。

 ジャンル:グランジ、ヘヴィ・メタル  
 
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Alice in Chains (1995)
Alice in Chains  Alice in Chainsの3rdアルバム。
 ステイリー在籍時代の最後となる作品で、下水処理施設を窺わせるような邪悪でスラッジな雰囲気を醸している。
 そんなコンセプトでまとまったような気がするせいか、今までにあったどこに行くかわからない変則的な個性が生かしきれてない感じもする。ビルボード200チャート最高位1位。

 ジャンル:グランジ、スラッジ・メタル  
 
86
Black Gives Way to Blue (2009)
Black Gives Way to Blue  Alice in Chainsの再結成後、新ボーカリストを迎えての4rdアルバム。
 デュヴァールの歌声は、ややハード・ロックシンガーらしさがありながらもステイリーに似ており、Alice in Chainsとしての違和感は全くない。
 カントレルがボーカルをとる割合も多く、Alice in Chainsのお家芸である理解不能なリフも十分に堪能できる。
 14年という月日が流れていながら、Alice in Chansでしかない過去を超越する完璧な作品。ビルボード200チャート最高位5位。

 ジャンル:オルタナティヴ・メタル、ヘヴィ・メタル  
 
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